洋上風力発電の発電容量、20年目標を前倒しで実現

独風力発電業界団体BWEなどは17日、国内洋上風力発電パークの発電容量(送電を行っている施設が対象)が6月末時点で6,658メガワット(MW)に達し、2020年の政府目標6,500MWが前倒しで実現されたと発表した。同団体はコンサルティング会社などが作成した調査を根拠に、二酸化炭素(CO2)の排出削減目標を達成するためには同発電容量で30年までに1万5,000MW(15ギガワット=GW)を実現するとした政府目標では不十分だと批判。少なくとも20GWに引き上げるよう要求した。

今年上半期に送電を開始した洋上風力発電の容量は252MWに上った。すでに完成したものの送電を開始していない施設は計410MW、建設中のものは同679MWに上っており、BWEは、20年末までの総容量上限7,700MW(7.7GW)に期限内に達するのは確実としている。上限枠を超えて設置された発電施設は助成額が大幅に削減される。

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