自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は22日、2019年12月期の業績見通しを引き下げた。自動車需要の世界的な減少や顧客クレームに絡んだ引当金の計上見通しを受けたもので、売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を当初予測の「約8~9%」から「約7~7.5%」へと下方修正。売上高も「約450億~470億ユーロ」から「約440億~450億ユーロ」へと引き下げた。
同社はこれまで、乗用車と小型商用車の今年の世界生産台数が前年水準を保つと予想してきた。ここにきて約5%の減少が見込まれることから、業績予測の下方修正が避けられなくなった。
同日発表した19年第2四半期(4~6月)期暫定決算の売上高は約112億ユーロとなり、前年同期の114億ユーロからおよそ2%減少した。売上高営業利益率は約7.8%で、前年同期の10.2%を大きく下回った。