Faurecia:仏フォルシア、米マイクロソフトとコックピットサービスを共同開発

仏自動車大手のフォルシアは22日、米マイクロソフトと自動車のコックピットを介して提供するコネクテッドサービスやパーソナライズ化されたサービスの開発で提携すると発表した。2020年1月7~10日に米ラスベガスで開催予定の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で両社協力の最初の成果を披露する予定。

フォルシアは、エッジコンピューティングや人工知能(AI)、クラウドベースのサービス、コックピットのシステム統合、コンシューマーインサイト(消費者心理の分析)などに関するノウハウを組み合わせ、マイクロソフトのコネクテッドビーグルプラットフォームを基盤にしたデジタルサービスを開発する計画。すべての乗員の車内体験を新たにするサービスの開発を目指しており、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「アジュール(Azure)」を優先的に使用することも決めた。

フォルシアのパトリック・コラー最高経営責任者(CEO)はマイクロソフトとの協力について、「消費者は家庭、オフィス、車でのデジタルサービスでの継続性を求めている。マイクロソフトとの協力により、車内で乗員がゲームや仕事に時間を利用できるなど、新しいい体験を提供する。これは、差別化を図るエコシステムの構築においてイノベーションを加速する重要なステップのひとつだ」とコメントしている。

上部へスクロール