ポーランドのバス製造大手ソラリスは22日、ワルシャワ市営交通局(MZA)と連節式電気バス130台の受注契約を交わしたと発表した。契約額は3億9,959万ズロチ(9,280万ユーロ)で、欧州における連節式電気バス調達としては過去最大規模となる。2020年から納車を開始する予定。MAZは欧州連合(EU)から1億8,000万ズロチ(4,240万ユーロ)の助成を受ける。
受注した連節式電気バスは「ウルビーノ(Urbino)18
エレクトリック」。座席数は47で、出力110kWの電気モーター2基と、ソラリス独自の高エネルギー蓄電池(容量150kWh)を搭載している。
MZAはすでに電気バス30台を導入しており、調達先はソラリスが20台、トラクター大手ウルスス子会社のウルスス・バスが10台となっている。今後2年以内にバス車両400台をゼロエミッションや低排出モデルで構成する計画だ。
ソラリスは2018年9月以来、スペインの鉄道車両製造大手CAFの傘下にある。(1PLN=28.26JPY)