配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズはこのほど、ルーマニアの首都ブカレストに契約ドライバーの業務支援センターを開設したと発表した。投資額は25万ユーロ。同国でライドシェア規制法案が採択されたことを受け、ドライバーが適正に業務を遂行できるよう支援していく。同センターは中東欧では最大規模で、従業員数は11人。週当たり2,500人のドライバーをサポートできるという。
同社はルーマニアの5都市でライドシェアサービスを展開するほか、電動車両のみによる配車サービス「ウーバーグリーン」や、食品配達サービス「ウーバーイーツ」を提供している。今後もドライバー付きレンタカー仲介サービス「ウーバーX」など新サービスを順次提供していく予定。
ルーマニア政府は今年6月にライドシェアサービス企業のプラットフォームの運営に関する規制を導入した。アプリを通して交通手段を提供する企業は年間5万レイ(約1万600ユーロ)の登録料を支払う必要がある。
ウーバーは2014年にルーマニアに進出した。ブカレストのほか、ティミショアラ、ブラショフ、クルジュ・ナポカ、ヤシで事業を展開している。