Renault:スロベニア送電会社エレス、EV充電インフラでルノーと提携

スロベニアの送電会社エレスと仏自動車大手ルノーが、電気自動車(EV)の充電インフラ、関連技術の実証事業で提携する。EVの普及促進に向けて消費者が利用しやすい充電ソリューションを紹介するプロジェクト「INCIT-EV」の一環。充電技術とインフラの利用体験を通じてEVの利便性の高さをアピールするとともに、EVの普及拡大で想定される電力供給面の問題を事前に検討する。

「INCIT-EV」は欧州8カ国から32の企業・団体が参加するプロジェクトで、欧州連合(EU)のイノベーション奨励プログラム「ホライゾン2020」から約1,500万ユーロの助成金を受けている。エレスの開発した充電ソリューション「E8」をベースコンセプトとして採用している。

プロジェクトではまた、最先端の脳神経科学を活用して消費者のEVに関する深層意識を掘り起こし、その潜在的な要望に配慮した充電ソリューションの技術開発に取り組む。具体的には、直観的で簡単に操作できる充電端末の開発を目指す。

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