ウクライナ国鉄は来年、米GEトランスポーテーションから機関車20~40両を調達する。2018年に結んだ長期調達契約に基づくもので、今年の30両に続く2度目の調達となる。
ウクライナ国鉄は保有する機関車の近代化と更新を進めている。2018年のGEとの契約は、15年間にわたりGEから機関車を調達する内容で、契約規模は10億ドルに上る。
GEは現地提携先のクリコフ車両工場(KCBW)を通じ、今年3月に第1回受注分(TE22AC型電気式ディーゼル機関車「エボリューション」30両)の納入を完了した。現地調達比率は10%だった。今後の納入では段階的に40%まで現調率を引き上げる取り決めとなっている。
これとは別に、電気機関車についても近代化することがこのほど最終決定された。ウクライナ国鉄はあらゆる企業と交渉する姿勢で、企業の拠点のある国からの融資条件も勘案したうえで調達先を決定するもようだ。