Idex：仏再可エネ事業者イデックス、独ダンパワーのリトアニア事業を買収

仏再生可能エネルギー事業者のイデックス（Idex）が独同業ダンパワーのリトアニア事業ダンパワー・バルチックを買収する。再可エネ市場の大手に成長する目的で、ダンパワーから株式50％を、リトアニアの投資会社ゲコ（Geco）から40％を取得する。取引額は明らかにされていない。残りの10％はゲコが継続保有する。取引には政府当局の許可が必要となる。

ダンパワーはリトアニアに約1億ユーロを投資。ヴィリニュス、カウナス、ヨニシュキスの6カ所でバイオマス熱供給施設を、カウナスで熱電併給施設を運営する。昨年にはカウナス熱電併給施設に関連し、エネルギー省と12年間の固定料金（フィードインタリフ）契約を結んだ。

イデックスは1963年の創立。パリに本社を置き、41カ所で地域冷暖房システムを運営する。従業員は4,000人弱で、昨年の売上高は9億2,900万ユーロに上った。昨年8月に投資会社アンタン（Antin）の傘下に入った。