ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.3%増となり、上げ幅は前月から0.1ポイント縮小した。インフレ率の低下は2カ月連続。
品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月(0.9%)から0.5ポイント減となる0.4%の上昇にとどまったほか、「耐久消費財」は1.4%の減少に転じて全体を押し下げた。上昇幅が大きかったのは「アルコール飲料・たばこ」(8.5%)、「食品」(6%)、「サービス」(2.8%)。「衣類・靴」(1.9%)、「燃料・電力」(1.1%)も値上がりした。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は3.7%で、前月から0.1ポイント縮小した。
同国のインフレ率は昨年10月の3.8%から12月には2.7%まで低下した後、今年4月に3.9%まで上昇していた。