Nippon Express:日通がカザフに駐在員事務所開設、欧・アジア間の物流事業強化へ

日本通運は22日、カザフスタン南東部のアルマトイに駐在員事務所を開設したと発表した。東アジアと欧州を結ぶ物流事業の強化に向け、市場調査と情報収集を行う。また、国営カザフスタン鉄道との連携を強化し、中国・欧州間の鉄道輸送のオペレーション向上を図る。

ユーラシア大陸の中央部に位置するカザフスタンは東西を結ぶ物流ルートの要衝に当たる。日通は駐在員事務所を通じて◇同国を含むCIS(独立国家共同体)諸国における物流ビジネスの情報収集◇市場やインフラなど物流環境の調査◇カザフスタン鉄道との連携を通じた国際鉄道輸送事業の強化――を進める。

開所式にはカザフスタン政府関係者のほか、中国の物流・通関最大手である中国外運の関係者らが出席した。今回の駐在員事務所の開設により、日通の海外ネットワークは48カ国・304都市に拡大する。

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