自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)が工場閉鎖と人員整理に向けて従業員代表などと協議している。メディア報道を受けて広報担当者が明らかにしたもので、すべての事業部門が見直しの対象になっていると明言した。
地元紙『ハノーバーシェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は23日、労組から得た情報として、パワートレイン部門が世界で展開する23工場のうち9工場が閉鎖される見通しだと報じた。コンチネンタルは今月初旬、自動車市場の世界的な低迷と利益の減少を受けて人員削減方針を打ち出した。工場閉鎖に伴い人員整理を行うもようだ。
閉鎖対象となる工場と人員削減の規模は現在進めている労使交渉で決まることから、広報担当者は合意が成立し次第、発表することを明らかにした。