Rosneft:ロスネフチがモザンビーク石油企業との協力拡大、オフショア開発に向けて

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは22日、モザンビークにおける石油開発に向けて、同国の国営石油企業ナショナル・ハイドロカーボン・カンパニー(ENH)と協力拡大の覚書を交わした。ロシアを訪問した同国のニュシ大統領とロシアのプーチン大統領の会談に合わせて行われたもので、ロスネフチはモザンビーク国立石油研究所(INP)との協力協定も結んだ。

ロスネフチは昨年10月、米エクソンモービルなどとコンソーシアムを結成し、モザンビーク政府との間で3つのオフショア鉱区における探査・生産権契約を結んだ。アンゴチェ川河口のA5-B鉱区と、ザンベジ川河口(ザンベジデルタ)のZ5-CおよびZ5-D鉱区の開発権益を持つ。同コンソーシアムにはロスネフチが20%、エクソンモービルが50%を出資するほか、ENH(20%)とカタール石油(10%)が参加している。

今回の会談ではこのほか、政府間の機密情報の相互保護に関する合意や、ロシアの天然資源省とモザンビークの鉱物資源エネルギー省の間で協力の覚書が交わされた。またロシア電力大手インターRAOがモザンビークのエネルギー企業と電気事業分野での協力に関する覚書を交わした。

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