不動産投資NRインベストメンツ、モルドバ・キシナウ空港運営会社を買収

米不動産投資会社のNRインベストメンツは20日、モルドバのキシナウ国際空港の運営会社であるアヴィア・インベスト(Avia

Invest)を買収することで合意したと発表した。株式95%を取得する。取引額は明らかにしていない。

アヴィア・インベストはロシアの機関車製造コロムナとハバロフスク空港の合弁事業で、2013年11月にキシナウ空港と官民提携契約を交わして運営権を取得した。新旅客ターミナルの建設、滑走路およびエプロンの近代化、多層階駐車場など空港インフラの整備プロジェクトに着手している。6年間で推定2億5,000万ユーロを投資する計画だ。

キシナウ空港はモルドバ唯一の空港で、同国が本拠地のエアー・モルドバおよび格安航空(LCC)フライワンのほか、アエロフロート(露)、ルフトハンザ(独)、LOT(ポーランド)、欧州LCC大手ウィズエアー(ハンガリー)などが就航している。昨年の旅客数は約283万人に上った。

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