中国の総合家電大手小米がドイツ市場に本格参入する。西欧市場の広報担当者が各種メディアに明らかにしたもので、スマーフォンだけでなく、幅広い分野の製品およそ200種類を投入する。
同社は8月下旬、本格参入に先駆けて主力モデル「Mi
9T
Pro」の販売を独で開始した。現在はデュッセルドルフで事務所開設の準備を進めており、今後はさらに、さらなるスマホのほか、フィットネストラック、スマホ向けIoT機器、
アンドロイドセットトップボックス、白物家電、電動キックボードなども投入する。
販売は自社のオンラインショップ、メディア・マルクトやザトゥーンなどの家電量販店、直営店「シャオミ・ハウス」で行う考え。シャオミ・ハウスはドイツの主要都市に開設するとしている。
同社はオンラインストリーミングやゲーム、広告を主な利益源としており、製品販売の利幅はドイツでも最大5%に抑える考えだ。サービスに活用する顧客データは中国でなく欧州のサーバー上で管理。欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)に対応するとしている。