独高級スポーツカーメーカーのポルシェ(シュツットガルト)が、クロアチアの電気自動車(EV)メーカー、リマック・アウトモビリへの出資比率を従来の10%から15.5%へ引き上げた。リマックが6日に明らかにしたもので、電動化の推進に向けて技術提携を強化する。具体的な投資額は明らかにされていない。韓国の現代自動車と起亜自動車が今年5月に同社と戦略提携を結んだ際には、投資額8,000万ユーロに対して合計13.7%の株式を取得している。
リマックは今回の投資を、部品生産能力の大幅強化に活かす。ポルシェには、自社の持つ車両電動化に関連する技術・部品ノウハウを提供し、ポルシェの電動モデル拡大に貢献する。具体的には、◇駆動・伝導システム◇インフォテイメント(情報・娯楽)◇コネクティビティ(接続性)システム――に関連する提携を拡大深化させるという。