スロバキア統計局が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.8%上昇し、上げ幅は前月から0.1ポイント縮小した。インフレ率の低下は2カ月ぶり。価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は2.4%で、前月から0.1ポイント縮小した。
項目別では「通信」が2.3%の増加にとどまり、プラス幅は前月から2.7ポイント縮小した。上昇幅が大きかったのは「食品・非アルコール飲料」(5.2%)、「住宅・上下水道・電気・ガス・その他の燃料」(3.8%)、「宿泊・外食」(3.7%)、「雑貨・サービス」(3.5%)。上昇幅が最も小さかったのは「医療」の0.9%だった。
「運輸(自動車用燃料を含む)」は1.9%減少した。
同国のインフレ率は2018年8月の2.8%から12月に1.9%まで低下した後、2.2%~2.9%の間で推移していた。