チェコ8月インフレ率2.9%、前月から横ばい

チェコ統計局(CSU)が10日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.9%上昇し、上げ幅は前月から横ばいとなった。

構成比重の最も高い「住居・水道光熱費」が5.2%で高止まりしたほか、「アルコール飲料・たばこ」は前月(1.2%)から1.2ポイント増の2.4%に上昇。「ホテル・レストラン」も0.2ポイント増の4.4%に拡大した。ほかに上昇幅が大きかったのは「食品・非アルコール飲料」(3.9%)、「その他の商品・サービス」(3.6%)、「医療」(2.9%)、「教育」(2.1%)。

自動車燃料含む「運輸」は下落幅が前月の0.7%から0.3%に縮小した。「衣料品・靴」(1.3%)と「郵便・通信」(1.4%)も値下がりした。

同国のインフレ率は昨年12月の2%から今年3月には3%まで上昇し、その後は2.7%~2.9%の間で推移している。過去12カ月(2018年9月~19年8月)の平均インフレ率は2.6%。

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