Azoty:化学大手アゾティ、PP生産計画への投資条件で現代エンジなどと合意

ポーランド化学大手グルパ・アゾティと子会社ポリツェは19日、プロピレン・ポリプロピレン(PP)生産プロジェクト「ポリメリ・ポリツェ」への投資誘致について、韓国の現代エンジニアリング、韓国海外インフラ都市開発公社(KIND)と合意した。現代エンジニアリングが7,300万ドル、KINDが5,700万ドルを投資する。

アゾティは事業多角化に向けて北西部シチェチンに近いポリツェにプロピレンとポリプロピレンのプラントを設置する計画だ。ヴァルダツキ最高経営責任者(CEO)が今月5日明らかにしたところによると、予定通り準備が進んでおり「12月初め、遅くとも年内に」着工する見通しだ。建設工事は現代エンジニアリングが10億ユーロで受注している。2022年の稼働を目指す。

プロジェクト実施を担うポリツェによると、総投資額15億2,000万ユーロのうち40%を投資受け入れ・増資(株式取引)で、60%を借り入れで賄う。国内石油大手ロトスとは最大5億ズロチ(1億1,000万ユーロ)の投資受け入れで基本合意書を調印済み。また、年内にポリツェが10億ズロチ(2億3,300万ユーロ)の増資を予定している。(1PLN=27.04JPY)

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