製造工程モジュール・ソリューションを手がけるスイスのミクロンはこのほど、リトアニア中部のカウナスで生産拠点を開設した。従業員数は15人で、中期的に50人まで増員する。当初は主に自動車のオートメーションシステム・モジュールの製造に特化する。
リトアニア工場建設は、営業利益(EBIT)率5~7%、年平均売上成長率5%を目指す中期事業戦略に沿ったもので、コスト削減と、コンピューター数値制御(CNC)マシンの専門家など有能な人材の確保に期待する。
ミクロンは高精度のオートメーションモジュール、製造工程ソリューション、裁断機を自動車、製薬、医療機器、消費財など多様な業界に供給している。国外ではドイツ、米国、中国、シンガポールに生産拠点を持つ。従業員数は約1,300人。2017年の売上高は2億4,850万スイスフラン、営業利益は130万スイスフランだった。