米自動車大手のフォードは9月27日、スマートフォンやタブレット端末で車の機能をリモート操作することができるアプリ「FordPass
Pro」の提供を開始すると発表した。アプリは小規模事業者を対象としており、社用車(フリート)の管理や安全性、業務の効率を図るのがねらい。
アプリは、アップルストアやグーグルプレイから無料でダウンロードすることができる。フォードのテレマティクスシステム「FordPass
Connect-Modem」を装備している車両であれば、最大5台まで同時に接続できる。接続したすべての車両の状態をアプリで一度に把握できるほか、車両の位置情報を表示することができる。また、遠隔操作で自動車のドアを開錠・閉錠ができるほか、オイル交換時期やタイヤの空気圧など車両の状態を管理、警告通知する機能がある。オートマティック車は遠隔で起動することもできる。今のところドイツ、イギリス、スペイン、イタリア、フランスの5カ国で利用できるが、今後拡大していく。フォードは引き続きアプリの新たな機能を開発しており、年内には安全対策機能「Guard
Modus」を追加する。また、アプリを使ってオンラインで車検の予約ができるようになる。