バイエルがオープンイノベーション拠点を英に開設

製薬大手の独バイエルは10日、社外の知識や技術を積極的に取り込むオープンイノベーション型の事業拠点「ライフハブUK」をロンドン近郊のレディングに開設したと発表した。ライフハブの設置は7カ所目。病気診断技術の向上と、人工知能(AI)を活用した造影ソリューションを通したデータ駆動型の創薬に取り組む。

医薬品を単独で開発するには限界があることから、同社は顧客やスタートアップ企業、学生などと協同で研究開発を行うオープンイノベーション戦略を推し進めている。協業のなかで優れた事業モデルや技術があれば実現に向けて支援を行う。

ライフハブUKでは差し当たり、臨床分野のAIで有力な技術を持つ英スタートアップ企業センサイン・ヘルスと共同で造影ソリューションを開発する。

バイエルはライフハブをベルリン、ボストン、カリフォルニア、リオン、シンガポール、東京/大阪でも運営している。社外のほか、各ライフハブ間の連携も重視する。

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