ポルシェ、ITシステム不具合で国内2工場の生産停止

独高級スポーツメーカー、ポルシェの国内2工場で15日、ITシステムの不具合により生産が停止した。16日付の独有力誌『シュピーゲル』(電子版)が報じた。同誌によると、独SAPのソフトウエアをベースにした工程すべてが影響を受けたという。ポルシェによると、ハードウエアに原因があったためで、同社のITシステムが外部から攻撃を受けたり、ウィルスに感染したためではないと説明している。

『シュピーゲル』誌によると、生産が停止したのはツッフェンハウゼンの本社工場とライプチヒ工場の2工場で、計211台のサーバーがダウンした。生産だけでなく、交換部品、顧客サービスのシステムも影響を受けた。ポルシェによると、15日正午頃に問題が起き始め、同日夕方には段階的に生産を再開できるようになった。

ツッフェンハウゼン工場では従業員7,000人以上が1日あたり約200台を生産している。ライプチヒ工場では、ポルシェの「パナメーラ」や「マカン」を生産している。

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