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2019/10/25

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ連邦交通省、水素分野に2,350万ユーロ投資

この記事の要約

支援額:75万4,622ユーロ

支援額:982万2,330ユーロ

支援額:812万1,251ユーロ

ドイツ連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)は17日、水素モビリティの分野に約2,350万ユーロを投資すると発表した。フォークリフト、モビリティ・サービス、バス、清掃車など幅広い分野において、市場立ち上げに必要な初期の製品投入を支援する。今回の支援は、独連邦政府の水素・燃料電池技術に関する国家技術革新プログラム(NIP)の一環。ドイツ政府は2006年からNIPを通して研究開発を支援している。

なお、連邦政府は2020年までに国内100カ所に水素ステーションを整備する計画。BMVIによると、ドイツでは現在(2019年10月時点)、75カ所が稼働している。6カ所はすでに完成しており、3カ所は認可申請中。15カ所が計画中となっている。

支援対象となる6プロジェクト:

GHTモビリティ(クレバーシャトル)

燃料電池車50台の調達プロジェクト。クレバーシャトルのブランドでライドプーリング(相乗り)サービスを提供するドイツのGHTモビリティは燃料電池車50台を調達し、サービスに投入する車両を増強する。

支援額:75万4,622ユーロ

ドイツポストDHLグループ

小包配送業務用燃料電池車500台の調達プロジェクト。ドイツポストDHLグループの子会社で電動小型商用車を開発・生産するストリート・スクーターから調達する。

支援額:982万2,330ユーロ

トラック:MAN、シェル、Anleg

GmbH、ブラウンシュヴァイク工科大学

大型トラック用の燃料電池システムおよび移動式水素供給設備の開発・試験プロジェクト。

商用車大手MAN、石油大手シェル、移動式水素供給設備を開発するAnleg、ブラウンシュヴァイク工科大学が参加している。

支援額:812万1,251ユーロ

FAUN

Umwelttechnik

GmbH

&

Co.

KG(ゴミ収集車・清掃車メーカー)

燃料電池を搭載したゴミ収集車と清掃車の開発プロジェクト。

支援額:52万1,241ユーロ

エボバス(EvoBus

GmbH)(バスメーカー)

燃料電池をレンジエクステンダー(航続距離延長装置)として搭載する電気バスの開発プロジェクト。

支援額:330万9,652ユーロ

Guensel

Foerdertechnik

und

Fahrzeugbau

GmbH(フォークリフトメーカー)

独自動車大手BMWのライプチヒ工場におけるイントラロジスティクス向けに水素を動力源とする構内運搬車89台の調達プロジェクト。

支援額:102万4,094ユーロ

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