VWが自動運転の開発子会社を設立、20年代半ばにレベル4を実用化

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は28日、自動運転システム(SDS)の開発子会社を設立すると発表した。グループが持つ同分野の経営資源を統合して開発を加速。米自動車技術会(SAE)が定める「レベル4」の自動運転車(運転をシステムに全面的に任せることが可能)を2020年代半ばに実現する計画だ。

新会社フォルクスワーゲン・オートノミー(VWAT)を独ミュンヘンと本社所在地ヴォルフスブルクに設立する。20年には米シリコンバレー、21年には中国にVWATの子会社をそれぞれ開設する予定。SDSの開発に当たっては、自動運転技術の開発を手がける米同業フォードとの合弁、米アルゴAIと緊密に連携していく。

開発したSDSはまず、VWブランド商用車の業務用車両に搭載。ロボットタクシーや配達車として20年代半ばに市場投入する。その後はグループの全ブランドに広げていく。

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