スウェーデン車部品大手ハルデックス、独からハンガリーに生産移管

スウェーデンの自動車部品大手ハルデックスは22日、電子ブレーキシステムとエアサスペンションの生産を独ハイデルベルク工場からハンガリー工場に移管すると発表した。生産性向上が目的で、ハイデルベルク工場は閉鎖する。来年半ばまでに移管が完了する見通しだ。

ハルデックスは、「欧州事業の採算性が見込み通りに向上しなかった」とし、「今後、景気減速が見込まれることや、ドイツの賃金水準を考慮した結果、生産移管を決めた」と説明した。移管による経費削減効果は年間5,000万スウェーデンクローネ(約466万ユーロ)に上る見通し。

ハルデックスのハンガリー子会社は、首都ブダペストの東方60キロメートルほどに位置するセントレーリンツカータに工場を構える。昨年は売上高161億フォリント(約4,900万ユーロ)を計上した。

ハルデックスは今月初め、北米での生産をメキシコに移管する計画も発表している。(1HUF=0.36JPY)

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