ホースクランプ(ホースバンド)やケーブルタイ(結束バンド)などを製造する独ノルマ・グループは5日、事業再編計画「ゲット・オン・トラック」を発表した。自動車業界の景気が低迷するなかで、収益力を高めることが狙い。生産、製品構成、調達の幅広い分野で見直しを進め、2023年までにコストを年4,000万〜4,500万ユーロ圧縮する意向だ。
ミヒャエル・シュナイダー臨時社長は6日ロイター通信のインタビューで、生産体制見直しの一環で工場閉鎖を検討していることを明らかにした。人員削減も視野に入れており、経営上の理由による整理解雇の可能性を排除していない。
コスト削減に向けてはこのほか、計4万7,000種類に上る製品の削減と、調達コストの圧縮も目指す。事業再編に伴う費用については計4,500万〜5,000万ユーロを見込んでいる。