スカニアと米同業ナビスター、カナダ鉱山用車両で提携検討

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは10月28日、カナダの鉱業セクター向けの特殊車両や関連サービスの提供で米同業のナビスター・インターナショナル・コーポレーションとの提携を検討していると発表した。来年後半に、スカニアの大型オフロードトラックを限定数、試験的に供給する予定で、互恵的な関係の構築を目指すとしている。

両社は提携を通して、スカニアが持つ採掘車両の広範なノウハウと、北米市場に強いナビスターのディーラー網を組み合わせ、顧客にトップクラスのサービスを提供していく。将来的には重量物輸送や普通貨物輸送、燃料・水輸送などの分野でも顧客サポートを強化していく。

今回の提携検討は、VWグループの商用車子会社トレイトンとナビスターとの戦略提携の一環となる。スカニアの鉱山用大型トラックは現在、全世界で1万台以上稼働している。

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