汎欧州運輸回廊10号線、セルビア区間が全面開通

セルビア社会基盤省は9日、南東部のニシュとブルガリアの国境を結ぶ86.9キロメートル区間が開通し、汎欧州運輸回廊10号線の国内区間(全長813キロメートル)が全面開通したと発表した。これにより、セルビアから黒海沿岸港のあるブルガリアのブルガス及びヴァルナへの交通アクセスが改善する。

今回開通したニシュ~ブルガリア国境(ディミトロフグラート)区間の走行は現在無料だが、来月1日から1,200ディナール(約10ユーロ)の利用料がかかる。

運輸回廊10号線はオーストリアのザルツブルグとギリシャの港湾都市テッサロニキを結ぶもので、スロベニア、クロアチア、セルビア、北マケドニアを経由する。セルビアではベオグラード迂回道路のほか、ニシュと北マケドニア国境付近のレヴォソイェ、およびブルガリア国境のディミトロフグラートとをそれぞれ結ぶ自動車道が10号線に含まれる。(1RSD=1.02JPY)

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