シュコダ自、2ペタフロップスのスーパーコンピューター導入

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は10月31日、本社のあるチェコのムラダー・ボレスラフの計算センターで、処理性能が2ペタフロップスのスーパーコンピューターを稼働させたと発表した。処理性能は将来、15ペタフロップスに向上する予定。

ペタフロップスは、コンピューターの処理性能を表す単位で、浮動小数点演算を1秒間に1,000兆回行うことを表す。2ペタフロップスのシステムでは1秒間に2,000兆回の浮動小数点演算を行うことができる。

シュコダ自ではこのスーパーコンピューターをエアロダイナミクスのシミュレーションや、歩行者保護といった新しい安全機能やエンジンなどの開発に活用する。将来は、コネクテッドカーのデータもムラダー・ボレスラフの計算センターで管理する計画。

また、環境保護の取り組みの一環として計算センターで使用した冷却水が吸収した熱を管理棟の暖房に活用する。

シュコダの計算センターは、法人用ではチェコ最大の計算・データ保存センターとされる。

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