EU新車販売、10月は8.7%増加 1/2

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2019年10月の新車販売(登録)は前年同月比8.7%増の117万7,746台に拡大した。増加の背景には、欧州連合で昨年9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)が適用された影響があり、昨年10月の販売が前年同月比7.3%減と大幅に減少していた反動がある。1~10月の累計は、前年同期比0.7%減の1,294万6,921台だった。

10月は、キプロス(3.8%減)と英国(6.7%減)を除いたすべてのEU加盟国で前年同月を上回った。主要国の登録台数は、英国が減少したものの、ドイツ(12.7%増)、フランス(8.7%増)、イタリア(6.7%増)、スペイン(6.3%増)は前年同月を上回った。

10月のメーカー別新車登録は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比30.8%増と大幅に伸びた。2位のPSAグループは5.1%減少。3位のルノー・グループは13.2%増と2ケタの伸び率を確保した。

日本勢は、トヨタ・グループ(11.0%増)、マツダ(27.9%増)が2ケタ増と好調だった。日産(3.7%増)も前年同月を上回った。三菱自(14.5%減)、ホンダ(12.8%減)は2ケタの減少と低迷した。

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