仏自動車大手のルノーは15日、体験型コンセプトストア「ルノー・シティ」を国内で初めてパリ近郊にオープンしたと発表した。自動車販売大手ソフィブリー・グループと提携し、パリ東郊のショッピングセンター(SC)「ヴァル・デュロップ」において年中無休で営業する。不特定多数の人が集まるSC内に出店することで、これまでルノーブランドに馴染みのなかった層への訴求効果を狙う。
新店舗は売場面積が145平方メートル。最新の内燃エンジンモデルおよび電気自動車(EV)またはハイブリッド車(HV)を展示するスペースや、車をカスタマイズ(特別仕様)した場合の仕上がりを予想できるデジタル・コンフィグレータ―を備えたインフォメーションコーナーなどで構成される。訪問者は常駐スタッフの案内で展示モデルに試乗できるほか、その場で購入手続きも行える。
ルノー・シティはルノーのコンセプトストアを展開する戦略の一環。昨年はストックホルムとベルリンにEV専用の体験型ストアがオープンした。