ドイツ連邦統計局が13日発表した2019年の卸売物価指数は前年比0.1%減となり、3年ぶりに落ち込んだ。石油製品が3.5%低下したことが最大の押し下げ要因。このほかスクラップ・リサイクル材料(-11.0%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(-5.3%)も大きく低下した。家畜・ペットは10.9%増と2ケタ台の伸びを記録した。
12月の卸売物価指数は前年同月比1.3%減となり、下げ幅は前月の同2.5%から縮小した。前年同月を割り込むのは6カ月連続。石油製品が8.5%減となり、全体を強く押し下げた。スクラップ・リサイクル材料(-21.4%)、穀物粉・葉たばこ・種子・飼料(-9.5%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(-7.5%)も大きく低下。家畜・ペット(+32.9%)と食肉・肉製品(+8.3%)は上げ幅が大きかった。