VWのEVカーシェア、今年は欧州7都市に進出

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は23日、電気自動車(EV)専用のカーシェアサービス「ウィシェア」を今年は欧州7都市で開始すると発表した。ウィシェアのフィリップ・レート最高経営責任者(CEO)は「2020年は力強い成長の年になる」と言明した。

ウィシェアは特定区域内での乗り捨てが可能なフリーフロート型のカーシェアで、昨年6月にベルリンでサービスを開始した。今年はまず春にハンブルクとプラハへと進出。その後はパリ、マドリード、ブダペスト、ミュンヘン、ミラノでも順次、サービスを展開していく。ドイツとフランス、スペイン、イタリアの都市ではVWブランド乗用車の「eゴルフ」「eアップ」を投入。年末に「ID.3」を追加する。プラハとブダペストではシュコダ車を利用する。

ベルリンでは現在、EV「eゴルフ」1,500台を投入している。登録顧客数はおよそ5万人で、そのうちの約75%は実際に乗車している。利用者の総走行距離は300万キロを超えた。1台当たりの利用者数は1日に4〜5回という。

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