電機大手の独シーメンスは24日、インドの電気部品大手C&Sエレクトリックを買収することで合意したと発表した。低圧送電網事業の強化が目的で、現地法人を通じてC&Sの株式99%を212億ルピー(2億6,700万ユーロ)で取得する。
C&Sは1966年設立。ニューデリーに本社を置く。開閉装置部品のほか、スイッチパネル、中電圧バスバーなどを製造している。従業員数は5,000人強で、2019年3月期の売上高は124億ルピーだった。
シーメンスのセドリック・ネイケ取締役(スマートインフラ担当)は、今回の買収により成長するインド市場の開拓を加速できるとの見方を示した。将来的には同国で他の新興国向け製品の開発と製造も行う意向だ。