VWが独セル工場の生産能力拡大を検討

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が、独北部のザルツギターに建設する車載電池セル工場の生産能力を従来計画の年16ギガワット時(GWh)から最大24GWhに引き上げることを検討している。dpa通信が報じ、同社が7日、追認したもので、広報担当者はまだ決定を下していないとしながらも、「(生産能力拡大という)この選択肢を実現したい」と述べた。

VWは電動車の生産台数を今後、急速に増やしていき、2025年までに年300万台へと引き上げることを目指している。これを実現するためには欧州で150ギガワット時(GWh)以上、アジアでも同程度の電池セルを確保する必要があり、VWはすでにLG化学、SKI、CATL、サムスンの中韓4社を欧州におけるセルの戦略サプライヤーに選定した。これに加えて、スウェーデンの電池スタートアップ企業ノースボルトとともにザルツギターで電池を合弁生産することになっている。

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