ドイツ乗用車新車登録、1月は7.3%減少 1/4

ドイツ連邦陸運局(KBA)は2月5日、2020年1月の同国の乗用車新車登録が24万6,300台にとどまり、前年同月に比べ7.3%減少したと発表した。顧客別の内訳は、法人が全体の68.4%(前年同月比5.1%減)、個人は全体の31.6%(前年同月比11.6%減)を占めた。

燃料別では、ガソリン車が前年同月に比べ17.2%減少(市場シェア:51.5%)し、ディーゼル車も12.4%減少(市場シェア:32.6%)した。純粋な電気自動車は61.2%増の7,492台と好調で、市場シェアを3.0%に拡大した。ハイブリッド車は103.1%増の3万805台(市場シェア:12.5%)、うち、プラグインハイブリッド車は307.7%増の8,639台(同:3.5%)に急伸した。

ブランド別では、ポルシェ(52.7%増)、BMW(6.5%増)、メルセデス(2.9%増)、アウディ(1.2%増)が販売を伸ばした。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は4.1%減少(市場シェア:19.8%)している。このほか、MINI(17.3%減)、ドイツに工場を持つフォード(17.7%減)、オペル(24.3%減)が2ケタの減少と低迷した。スマート(96.7%減)も大きく落ち込んだ。

国外ブランドでは、テスラ(167.9%増)、DS(64.9%増)、セアト(26.7%増)が2ケタの増加だった。最大手のシュコダは前年同月に比べ2.5%減(市場シェア:5.8%)となった。

日本勢では、レクサス(116.0%増)が好調だったほか、三菱自(28.5%増)、日産(3.6%増)も前年同月を上回った。スズキ(56.0%減)、スバル(53.9%減)、マツダ(36.9%減)、トヨタ(17.5%減)、ホンダ(11.2%減)は2ケタの減少だった。

生産・輸出も減少

独自動車工業会(VDA)によると、1月の国内生産は前年同月比8%減の34万1,600台、輸出も11%減の25万5,600台と低迷した。1月の国内受注は前年同月に比べ17%減少している。

VDAによると、2020年1月は前年同月に比べ営業日が1日少なかった。

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