英自動車工業会(SMMT)は5日、同国の2020年1月の乗用車新車登録が14万9,279台にとどまり、前年同月に比べ7.3%減少したと発表した。ディーゼル車やクリーン・エア・ゾーン(大気汚染規制)に関する混乱や法人・個人の信頼感低迷などが続き、需要に影響している。
顧客別では特に、個人が前年同月比13.9%減と大きく落ち込んでいる。大口法人(2.2%減)は小幅の減少、小口法人(4.2%増)は前年同月を上回った。
燃料別では、ディーゼル車が36.0%減と大きく落ち込み、34カ月連続の減少となった。ディーゼル車の市場シェアは19.8%に縮小した。ガソリン車も9.5%減少した。代替燃料車は好調で、ハイブリッド車(HEV)が20.6%増の8,941台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は111.1%増の4,788台、電気自動車(BEV)も203.9%増の4054台に急伸した。代替燃料車全体の1月の市場シェアは11.9%となり、前年同月の6.8%から大幅に拡大した。