オランダのスーパー大手スパーのハンガリー子会社は3日、電気自動車(EV)用充電スタンドの運営で、同国のエネルギー公社NKMグループのNKMモビリティと提携すると発表した。店舗の駐車場に設置されているスタンドを、モビリティのスマホアプリで利用できるようにする。今後も充電スタンドの需要拡大をにらみ、整備を進めていく方針だ。
スパーは昨年、ブダペストの4店舗と郊外13店舗に充電スタンド33基を設置した。ユーザーは、モビリティ・アプリをスマホにインストールすることで、これらのスタンドを利用できる。現行の料金はキロワット時当たり80フォリント(23.8ユーロセント)だ。
スパー・ハンガリーのマチェルカ広報部長によると、モビリティ・アプリで利用できる充電スタンドの数は現在130基。EVの急激な増加と充電需要の拡大をにらみ、NKMモビリティと提携して増設を進めていく。