工作機械の新規受注、昨年は22%減少

独工作機械工業会(VDW)が13日発表した独業界の2019年の新規受注高は前年比で22%減少した。景気循環に伴う需要の弱含みのほか、米中の通商摩擦、環境規制の強化に伴う製造業の構造転換が響いた格好。国内受注が21%、国外が22%落ち込んだ。

新規受注が大幅に減ったことで受注残も目減りしており、工場稼働率は現在82%弱まで落ち込んだ。新規受注は年内に底を打つものの上昇基調に転じる可能性は低いとみており、20年の生産高は前年比で18%減少するとの予想だ。

19年第4四半期(10〜12月)の新規受注高は前年同期比で20%落ち込んだ。国内が18%、国外が20%の幅で縮小した。

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