独ヘンケル、ロシア工場の拡張を完了

独化学大手ヘンケルはこのほど、モスクワ近郊にあるノギンスク工場の拡張を完了した。ヘアケア・ボディーケア用品などを扱うビューティーケア事業の工場で、投資規模は2,000万ユーロ強。生産能力と倉庫の拡大に加え、150万ユーロをかけて研究開発ラボを開設した。

ヘンケルは2013年にノギンスク工場を地場のヴェルキム(VellKhim)から買収した。「シュワルツコプフ・パレッテ」、「サイオス」、「ファー(Fa)」、「シャウマ(Schauma)」、「シャムトゥー(Shamtu)」、「タフト」、「グリスクア(Gliss

Kur)」ブランドの製品を同工場で手がけている。今回の拡張で、年産能力は2億個・本から3億2,000万個・本に増加。ビューティーケア事業部門ではグループで2番目に大きい工場となっている。倉庫の保管能力は3,000パレットへとほぼ倍増した。

ヘンケルはロシアで11工場を運営する。ノギンスクのほか、モスクワ、コロムナ(モスクワ州)、ペルミ、エンゲリス(サラトフ州)、トスノ(レニングラード州)、トリヤッチ(サマラ州)、コチュベエフスコエ(スタヴロポリ地方)、センギレイ(ウリャノフスク州)、ノボシビルスク、コルキノ(チェリャビンスク州)に拠点を構える。化粧品のほか家庭用・建設化学品を生産している。

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