伊イベコ・バス、トルコのオトカルに生産委託

イタリアのバス製造大手イベコ・バスは2月25日、トルコの同業オトカル・オートモティブ(Otokar)と生産提携契約を交わした。トルコ日刊紙ヒュリエットによると、オトカルが国内北西部のサカリヤ県にある工場で5年間に合計5,000台を製造する。イベコは同提携により自社工場の開発・生産能力を確保しつつ、将来の増産を見込んで生産体制増強を図る。

オトカルはイベコの世界市場向け既存モデルに加え東欧、アフリカ、中東、アジア市場仕様のモデル1種の製造を受託する。イベコの系列会社FPTインダストリアルのエンジンを搭載し、来年生産を開始する予定だ。

オトカルはコチ財閥傘下のバス製造会社で1963年に事業を開始した。バス、ミニバス、トレーラーなど商用車や装甲車などの軍用車に加え、英ランドローバーの複数モデルをライセンス契約で製造する。イベコ・バスは同社の長年の実績を評価しており、生産委託により高品質を保持するとともにコスト面での効果にも期待する。

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