ポーランドの1月鉱工業生産1.1%増、上げ幅は前月から大きく縮小

ポーランド中央統計局が20日発表した1月の鉱工業生産指数は前年同月比で1.1%上昇し、5カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の3.8%から2.7ポイント低下した。製造業の上げ幅が前月の3.8%から1.9%に縮小したことなどが響いた格好だ。鉱工業全34業種のうちプラスとなったのは24業種だった。

上げ幅は「その他の輸送機械・器具」で前月の41.5%から9.3%へと大きく縮小した。このほか、「電気設備」が4.1ポイント減の5.8%、「コンピューター・電子・光学機器」が1.1ポイント減の7.7%へと後退している。

低下幅が特に大きかったのは「石炭・褐炭」で、27.3%に上った。「機械・設備」(9.2%減)、「電気・ガス・スチーム・空調」(4.2%減)、「化学品・化学加工製品」(3%減)も振るわなかった。

財別では中間財が3.1%、耐久消費財が2%、資本財が1%増加。エネルギーは3.7%、非耐久消費財は1%減少した。

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