デュル、独ITサービス企業を買収

独機械設備大手のデュルは10日、独ITサービス企業のテクノステップを9日付けで買収したと発表した。生産工程のデータを分析するソフトウエア開発を強化し、機械設備のデジタル化を推進する。買収金額は明らかにしていない。今回の買収によりデュルは、すでに導入している自社設備や他社の設備をネットワーク化し、データ交換や分析などを通して工程のシミュレーションやマシーンラーニング(機械学習)などに活用できるようになる。

テクノステップは、バーデン・ヴュルテンベルク州のボーブリンゲンに本社を置く。2003年にマルクス・シュールタイス氏が設立した。主にドイツの大手自動車メーカーに導入されている塗装設備の工程データ分析・診断システムを開発している。2018年/19年度の売上高は350万ユーロだった。買収後もシュールタイス氏が社長を務める。

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