ユーロ圏労働コスト、10~12月は2.4%上昇

EU統計局ユーロスタットが17日に発表したユーロ圏の2019年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比2.4%となり、上げ幅は前期の2.6%から0.2ポイント縮小した。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与、非賃金コストとも2.6%の幅で上昇した。業種別の労働コスト上昇率は工業が2.2%、建設業とサービス業が2.3%だった。

EU27カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期を0.2ポイント下回る2.7%。国別ではルーマニアが12%で最高だった。主要国はドイツが3%、フランスが1.2%、イタリアが1.5%、スペインが2.9%となっている。

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