ルーマニア中央銀行は20日、臨時理事会を開き、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ2%に設定した。新型コロナウイルスの流行を受けた世界的な金融緩和の動きに追随した格好だ。
このほか中銀は、銀行間金利(ROBOR)の引き下げ誘導を狙い、貸出金利(ロンバート金利)と借入金利の差を従来の「政策金利プラスマイナス1%」から0.5%に縮小することも決定。これに基づき、貸出金利を3.5%から2.5%へ引き下げた。借入金利は1.5%に据え置いた。
さらに中銀は、レポ取引や流通市場における自国通貨建て国債の購入などを通じて市場への資金供給を確保する方針だ。