ルーマニア国営製薬会社のアンティビオティツェは7日、解熱鎮痛剤のパラセタ
モール(アセトアミノフェン)とノヴォカルミン(メタミゾール)の生産を再開す
ると発表した。新型肺炎(Covit-19)の流行で需要が拡大しているためで、月末ま
でに国内の薬局や医療機関への供給を開始する。
アンティビオティツェは157種の後発医薬品のほか、動物用医薬品、抗真菌剤ナイ
スタシン(Nystatin)の生産を手がける。東部ヤシの郊外に開発センターと工場を
構える。先月23日からは、新型コロナウイルス対策として必要最低限の生産を除
き、業務を停止してきた。
にパラセタモールとノヴォカルミンは、欧州連合(EU)の新型肺炎治療ガイドで対
症薬リストに含まれている。