ルフトハンザがLCC子会社ジャーマンウイングスを廃止

航空大手の独ルフトハンザは7日、グループの機材を大幅に削減することを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて激減した需要が今後数年は回復しないと見込まれるためだ。保有機数を減らしコストを削減する。この措置に伴い格安航空(LCC)子会社ジャーマンウイングスを廃止する。

同社はドイツに拠点を置くグループ会社だけで保有機数を計42削減。国外子会社のオーストリア航空、ブリュッセル航空、スイス・インターナショナル・エアラインズでも同様の措置を取る。約30機に上るリース機の契約は解除する。

ジャーマンウイングスはルフトハンザグループの主力LCCであるユーロウイングスの委託を受けてフライト業務を行っている。ユーロウイングスに比べ人件費が高く、経営陣はジャーマンウイングスの廃止を以前から検討していた。

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