EU統計局ユーロスタットが16日に発表したユーロ圏の2月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.1%の低下となり、2か月ぶりにマイナスに落ち込んだ。前月は2.3%の上昇だった。(表参照)
分野別では低迷していたエネルギーが0.7%の上昇に転じ、中間財と非耐久消費財が0.4%の上昇となったが、資本財が1.5%、耐久消費財が2.0%のマイナスに転じた。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は横ばい。主要国はドイツが0.5%、フランスが0.9%上昇したが、イタリアが1.2%、スペインが0.3%の幅で低下した。
前年同月比ではユーロ圏が1.9%、EUが1.3%のマイナスだった。