独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が27日、新型コ
ロナウイルスの感染予防のために閉鎖していた国内3工場の操業を再開した。稼働
に当たっては、敷地内のマスク着用義務化や道具・機器などの消毒徹底、業務手順
の変更といった予防措置を実施する。
シュコダ自が生産を再開したのは本社ムラダー・ボレスラフ、クヴァシニ、ヴルフ
ラビーの3工場。社内における感染を防ぐため、先月18日から操業を停止してい
た。
ベルンハルト・マイヤー社長は工場閉鎖を「正しい決断だった」と振り返ったうえ
で、「欧州のシュコダ販売店も営業を再開しつつあり、工場操業で国際的な供給体
制を整えるのが次のステップ」とコメントした。