スロバキア、都市封鎖を緩和

スロバキア政府が22日から、新型コロナウイルス対策として実施してきた都市封鎖(ロックダウン)の緩和を開始した。段階的に禁止を解く方針で、2週間ごとに状況を分析し、緩和を拡大するかどうかを決定する。感染者が急増すれば禁止措置を復活させることも視野に入れている。

22日からは第1段階として、店舗面積300平方メートル以下の小売店のほか、多くのサービス業者で開店が認められた。飲食店も持ち帰り(テイクアウト)に限り営業できる。自動車ディーラーは面積制限なしに営業可能だ。ただし、マスク着用義務を継続するほか、手指消毒◇店舗の定期的な清掃・換気◇人と人の間隔を2メートル以上とる◇入店者を売り場面積25平方メートル当たり1人に制限――といった条件を設ける。違反者には最高2万ユーロの罰金を科す。

屋外運動施設は身体接触のないゴルフ、テニスなどのスポーツに限り解禁される。ただし、トイレや更衣室は使用できない。屋外市場も開催できる。

第2段階では宿泊施設、理容施設、エステティックサロンの営業も認められる。屋外娯楽施設も開園できる。タクシーは運転席と後部座席の間に仕切りを作れば営業可。礼拝、結婚式の開催も人数制限などの条件付きで認められる。

第3段階では店舗面積1,000平方メートル以下の小売店、サービス業者、飲食店(屋外席のみ)の営業が解禁される。

第4段階では他のすべての禁止措置が解除される。学校・幼稚園が通常通り運営できるほか、映画館、劇場、遊泳用プール、ショッピングモールも営業できる。大規模イベントも開催できるようになる。

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